寝溜めって本当に効果あるの?仮眠との違いと上手な使い方。のお話

日常

「平日あんまり眠れなかったから、週末はとにかく寝まくろう!」
こんなふうに、いわゆる“寝溜め”をした経験ありませんか?

筆者も介護職で夜勤や早番が続いた週なんかは、「とにかく寝たい!」って思って昼まで爆睡してしまうことがあります。でも…寝たはずなのに体がダルい・・逆に疲れてる。これってなんでなんだろう?とずっと疑問でした。

今回はそんな「寝溜め」について、実際どうなのか?仮眠との違いは何か?を、筆者の体験を交えつつ紹介していきます。

寝溜めとは?寝不足を一気に取り返せるって本当?

「寝溜め」というのは、ざっくり言うと「普段の睡眠不足を、休日にまとめて取り返そうとする行動」のことです。

でも実はこの寝溜め、本当に効果があるかどうかは意見が分かれるところなんです。

筆者としては、正直“気持ち的なリセット”にはなってる感覚があります。
いつもより2〜3時間長く寝ると、「よく寝たな〜」と満足感がありますが、それで疲れが完全に取れるかと言えば…微妙感じです。

皆さんも、長時間寝たはずなのに「なんか頭重い」「スッキリしない」ってことありませんか?

仮眠とは?短時間でも効果的な“プチ休息”

「仮眠」は、日中に短時間だけとる睡眠のこと。だいたい10〜20分くらいが目安。

筆者も夜勤明けとか、どうしても昼間にボーッとしちゃう時に仮眠をとるようにしてます。
特におすすめなのが、椅子に座ったままテーブルに伏せて寝る“プチ仮眠”。たった10分でも、かなり頭がスッキリするんです。

ポイントは「短く・深く入りすぎない」こと。30分以上寝ちゃうと逆に眠気がひどくなるので注意が必要です。

寝溜めと仮眠の違いを比較してみよう

寝溜め仮眠
目的睡眠不足を一気に補う一時的な眠気や集中力の低下を
リセット
時間数時間~半日以上10~20分
タイミング週末や休日の朝~昼日中の休憩時間の間
効果一部の疲労回復は可能。
体内時計が乱れやすい
即効性が高く、パフォーマンスが
向上しやすい。
リスク起床リズムの乱れ、月曜の朝が
辛くなる。
寝すぎなければリスクは少ない

寝溜めの落とし穴に要注意

たくさん寝たはずなのに、「なんでかえってだるいんだろう…?」と思ったことはありませんか? その原因は、体内時計の乱れかもしれません。

平日は朝7時に起きてたのに、土日に11時や12時まで寝てしまうと、体は時差ボケのような状態に。これを「社会的ジェットラグ」「ソーシャルジェットラグ」と言うそうです。

筆者も月曜日の朝、「なんか体がついてこない…」って経験が何度もあります。これ、完全に寝溜めの副作用ですね。

本当に疲れを取りたいなら「少しだけ早く寝る」

寝溜めしたくなる気持ちはよく分かります。ですが、実際に疲労回復したいなら「夜に早く寝る」ほうが断然おすすめです。

「いつもより30分〜1時間だけ早めに寝てみる」
たったそれだけでも、朝のスッキリ感がまったく違ってきます。

筆者も最近は、「寝溜め」より「平日こそ10分でも早く寝る」を意識しています。正直、それだけでも全然違います。
無理して寝溜めしなくても、体はちゃんと回復してくれます。

仮眠をうまく活用しよう!おすすめ仮眠の取り方

とはいえ、日中にどうしても眠気に襲われることもありますよね。そんな時こそ“仮眠”の出番。

◎仮眠のコツ

  • タイミング:昼食後13〜15時頃がベスト
  • 時間:10〜30分以内
  • 場所:ベッドではなく椅子やソファで軽く
  • 起きやすくするために、コーヒーを飲んでから仮眠も◎(カフェインは約20分後に効き始めます。エナジードリンクは逆に覚醒して寝付けなくなりますので注意)

私は仕事の休憩時間に30分の仮眠をとるようにしてますが、本当にスッキリします。目の奥の重さが取れて、午後の業務も集中できますよ。

【結論】寝溜めよりも“日々の積み重ね”と“仮眠の活用”がカギ

「寝溜め」って、悪いことじゃないんです。ちゃんとした睡眠負債の補填にもなるし、週末にちょっとゆっくり寝るのは、心の癒しにもなる。

でも、それに頼りすぎるのはちょっと危険。疲れが取れないどころか、体内時計が乱れて、翌週の生活がもっとつらくなることも。

だからこそ大事なのは――

  • 平日のうちに少しでも多く、規則正しく寝る。
  • 日中の眠気には仮眠で対応すること
  • 休日もできるだけ生活リズムをキープすること

疲れたときは、ムリせず体にやさしく。毎日の睡眠の質と、ちょっとした休息の工夫で、もっとラクに毎日を過ごせるようになるはずです。

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