「スマホがあれば、何でもできる時代なのに、なんで今更ラジオ?」って言われたことないですか? 筆者はよく言われます。
筆者にとってラジオは、情報源というより”声の居場所”。
そんなラジオオの魅力と、ちょっと笑える筆者が体験した「ラジオのあるある話」と電波との戦いとちょっとした思い出話を紹介します。
ラジオは”ながら聴き”の魔法

ラジオは”ながら作業の天才”です。家事や車の運転、勉強、散歩をしながらできる。そして”画面を見る必要もない、目も疲れない”そこがラジオの魅力の一つです。
テレビやYouTubeなどの動画配信と違って「音」だけの世界だから想像力が動くんですよね。
声のトーン、間の取り方、ちょっとした笑い声で「あっ、この人の番組面白いかも」てなるあの感じ・・わかる人いますかね・・絶対いるはずです(笑)
ラジオあるある3つを紹介
あるある①:ラジオの電波どこ行った!?

これ、一度は皆さん経験はあるのではないのでしょうか。
ラジオを聴いていて、パーソナリティの話がちょうど面白くなったところでラジオにノイズがかかり、声がロボットみたいになり、ノイズのせいでパーソナリティの声が聴こえない。
「えっ、今面白くなってきたところなのに・・・」って1人でつっこむのが日常でした。
ラジオのノイズを解消するために筆者がやってたことは
- ラジオを片手に家の中をうろうろ
- テレビ台の上に置いたら、ノイズが消えて電波もよくなった・・でもラジオを動かすとまたノイズ
- なぜか、台所の冷蔵庫の横が一番電波が良い
ですが筆者はこの時、高校生で試験勉強をしてたのでさすがにテレビ台の上だとテレビを見てしまう。台所で勉強はちょっと・・・。部屋の中をうろうろは試験勉強に集中できない
1時間悩んでそこで思いついたのが、受信状態がよくなる気がして、ラジオのアンテナにアルミホイルを巻いて電波をキャッチ!!そしたらノイズも入らなくなりました。困ったらアルミホイル(笑)!!
あるある②:リスナーの常連に妙な親近感

深夜のラジオを聴いていると、必ず出ててくるクセの強いラジオネームのリスナーさん。一回聞いたら忘れられない( ´∀` )
でも不思議と、「あっ、また読まれてる。元気にしてるんだ~」って思っちゃうんですよね。会ったこともない、顔も知らないのに、まるで友達のような安心感。番組が続く限りは”あのリスナーさん”もどこかで元気に生きてる気がして妙にホッとする感覚。
筆者も過去に1度だけ投稿したハガキを読まれたりしたとき、「常連さんリスナーと並んだ!!」って謎の仲間意識が芽生えるのは、ラジオならではのあるあるなのでは?
あるある③:方言にほっこり

社会人になり、radikoの「エリアフリー」で地方局を聴くようになってからは、ハマったのが”方言ラジオ”これがもう、癒しの宝庫です。
筆者は東北在住ですが、ほかの地方のラジオを聴いていると、パーソナリティのほんわかした口調に、ちょっとした言い回し、たまにイントネーションが違うことにビックリ!!
「んだんだ~」「けっぱれよ~」もう聞いているだけでも妙ににやけてしまいます。方言って、声だけのラジオだからこそ染みるんですよね。
たまに、標準語のパーソナリティがちょっとだけ東北弁を使ってリスナーに語り掛けていると、ラジオの前でニヤけてしまうのもラジオあるあるですよね!!
声って距離を縮める力があると思います。
筆者とラジオの思い出
思い出すのは、2011年3月11日の東日本大震災の事です。
停電でテレビもスマホも使えなくなって街は真っ暗で、どこからも情報が入ってこない中、唯一聴こえたのが、乾電池式ラジオから流れるアナウンサーの声でした。
冷たい空気の中で、震えながら聴いたその声が、”誰かがここにいて、情報を伝えてくれている”という感覚だけでどれだけ心強かったか。
そんな中夜につけた、NHKラジオの静かな語り口に、何とも言えない安心感を覚えました。情報は必要ですが、あの時のラジオは、情報以上のものを届けてくれました。
励ましの言葉、音楽、リスナーの投稿・・。
「一人じゃない」って思わせてくれるようなあの雰囲気。まさに心の声だったんですよね。
それ以来筆者の中では、【ながら作業】は生活の一部となりました。テレビとは違う、親密で暖かな時間です。
声だけの世界に、どれだけ癒されたか・・。ラジオって、本当に”人の声”の力を実感できるメディアなんですよね。
あの震災を経験してからは乾電池式のラジオを常備しています。
今ではスマホでもradikoがあるけど、「もしも」の時に備えるのも大事です。
今はradikoで全国どこでも聞ける時代
今は、スマホアプリ「radiko」があるので、電波の心配もなく快適に聴けます。
●タイムフリー::聞き逃した番組を後から聴ける。
●エリアフリー::有料プランでほかの地域のラジオも聴ける。
もうあの「アンテナ地獄」とはおさらばです( ´∀` )
便利な時代になったなぁ・・・。
ラジオをもっと楽しむ!暮らしに”声”を取り入れるコツを紹介
番組表をチェックして”自分の声”に出会う
なんとなく聴くのもいいけど、ラジオ番組表を覗いてみると、宝探しみたいにお気に入りが見つかることも!
ジャンルも様々
- 朝の情報番組:時事・天気・情報
- 昼のゆるいトーク:生活ネタ・リクエスト音楽
- 夕方の帰宅時ラジオ:ニュース・エンタメ
- 深夜のラジオ:心に染みる語り・人生相談・音楽
例えば、「このパーソナリティ、声のトーン好きかも」って思えたらラッキー!自分だけの”声の居場所”が見つかる感覚です。
投稿してみると世界が変わる
ラジオは”聴くもの”であり、”参加できるもの”でもあるんです!
- お便り募集テーマに投稿:お題・好きな料理/忘れられない失敗談
- x(エックス)ハッシュタグでコメント:#オールナイトニッポン
- リクエスト曲を送る:案外採用されるかも!!
自分のメッセージが読まれた時のあの興奮と感動・・!!まさに、”ラジオとのつながり”を肌で感じる瞬間です。一気にリスナーとしての楽しみが増えますよ(/・ω・)/
時間帯に合わせて”聴き分け”する
ラジオはBGMにも、心のサプリにもなります。時間帯で聴き方を変えると、暮らしがちょっと豊かになるかも・・・。
時間帯 | おすすめの聴き方 |
朝 | 情報・天気・ニュース系でスイッチON!! |
昼 | 生活ネタや音楽中心の番組でホッと一息 |
夜 | 癒し系の音楽や語りでゆったり |
深夜 | 本音トークや人生相談系で共感と笑いを!! |
「ただ聴くだけ」じゃなく、”自分の気分に合わせて選ぶ”だけでラジオって何倍も楽しくなるんですよ♪
radikoの”タイムフリー”と”エリアフリー”を使い倒す
今の時代のラジオは、まさに”進化系メディア”
- タイムフリー:忙しくて聴き逃しても1週間以内なら聴ける
- エリアフリー:(有料)他県の人気番組も聴ける!(東北在住でも関東のラジオが聴ける)
「今日の夜、好きな番組があるけどリアルタイム無理そうだな」って思った時、後から聴けるって超ありがたい。
筆者も家事作業やブログ記事作成時に、タイムフリーを再生して「一人ラジオ」よくやってます。昔は、聴き逃したラジオはテレビとは違い再放送はなく、諦めていたことが多かったですが、今はタイムフリーという素晴らしい機能が備わっていて便利な時代になりました(*´ω`*)
”ひとり時間”のお供にラジオを置いてみる
何もしていない時間、ちょっと寂しいとき、誰かと話したい気分だけどLINEするのも面倒な時ありませんか?筆者は毎回あります。
そんな時、ラジオをそっとつけるだけで、誰かがそばにいてくれるような感覚になります。
おすすめは・・・
- 就寝前の「語り系」番組・・・心が落ち着きます
- 休日午後の「のんびり音楽番組」のど自慢とか・・
- 雨の日のAMラジオ:FMラジオだと上手く電波が届かないときもあるので・・・雨の日はAMがオススメ
ラジオは”ひとりじゃない時間”をくれる不思議なメディアなんですよ(/・ω・)/
最後に:ラジオは”誰かの声”でできている
テレビみたいに派手じゃないし、SNSみたいに即レスもないけど、ラジオには”ちゃんと聴いてくれる誰か”がいて”話しかけてくれる誰か”がいます。
それって、今の時代に1番足りないものかもしれません。
部屋の片隅で流れているだけのように見えて、心が沈んだ時、誰にも言えないモヤモヤがあるとき、ラジオの中の誰かがそっと背中を押してくれることもあります。
もしちょっと元気が欲しいなって思ったら、話す相手がいなかったらラジオをつけてみてください。
きっとあなたに、丁度いい”声”が見つかるはずですよ(/・ω・)/
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